この絵本の内容紹介あらすじ

運命に流されていく、美しき浦島の物語

浦島太郎は船で現れた乙姫に誘われて竜宮へ。楽しい日々に、時を忘れていく浦島が、四季をめぐる部屋を目にし……。「古事記」の時代から語りつがれる昔話を、山下明生先生が流されていく若者の物語として再話。太郎を迎えにいく乙姫や、浦島が玉手箱を開けて歳を取ってからの結末が描かれ、余韻の残る物語となっています。町田尚子先生は、幻想的な物語を哀しく美しく描いています。中でも、竜宮での四季のシーンは印象的です。