この絵本の内容紹介
ふくろうおばさんは、とても寒がり。あまりにも寒いので、体がすっぽり入るセータを編んで着ています。
それでも寒いので、大きな袋を編んで木に被せるふくろうおばさん。
それでもまだまだ寒いので、もっと大きな袋を編んで隣の木にも被せます。さらには、もっともっと大きな袋を編んで隣の隣の隣の木まで被せます。
そこまでしても、ふくろうおばさんの寒がりは収まりません。次は太い毛糸で大きな袋を編んで被せます。そして、とても大きな袋を編んで森全体にも被せました。
それでも、ふくろうおばさんの震えは止まりません。一日中、せっせと袋を編み続けました。
そうしているうちに、少し暖かくなってきたようです。暖かくなると、大きな袋に覆われた森の中は暑くて仕方がありません。森に住んでいる動物達は、暑さに耐えかねて一斉に飛び出してくるのでした。
寒がりのふくろうおばさんのもとにも、暖かくて素敵な春はやってくるのでしょうか。
羽毛に覆われたふくろうが、セーターを着ているという設定がユーモアたっぷり。森全体すらも毛糸の袋で覆ってしまうというナンセンスっぷりについつい笑みが溢れてしまいます。