この絵本の内容紹介あらすじ

はるって、どんなもの?

パッパ、ピピ、ブー、ペーペー、ボッボは、エリちゃんのカーディガンに仲良く並んで付いているボタンの兄弟です。五人は冬中、エリちゃんを寒さから守っているのです。ある日のこと、エリちゃんが「春はもうすぐ」と言っているのを聞いた五人は考えます。「春ってどんなものかな?」暖かくなるとタンスにしまわれるカーディガンについている五人は、春を知らないのです。そんな時のこと、エリちゃんのお母さんが出かけて、何日も帰らない日が続きました。おばあちゃんと留守番をするエリちゃんが寒くないように、五人はいつもに増して、いっしょうけんめいエリちゃんを守ろうとします。そして、やっとお母さんが帰ってきました。お母さんがやさしくだっこしていたのは・・・

〈 編集者からのおすすめ情報 〉
「小学館おひさま大賞童話部門」受賞者のあさのますみさんと、絵本界のノーベル賞といわれる「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」受賞者の荒井良二さんのゴールデンコンビによる絵本です。絵本雑誌「おひさま」に掲載した際には、我が子が思いやりのある、やさしい子どもに育ってほしいお母さん方に大好評を博したお話です。

絵本「はるって、どんなもの?」の一コマ
絵本「はるって、どんなもの?」の一コマ2
絵本「はるって、どんなもの?」の一コマ3
絵本「はるって、どんなもの?」の一コマ4