突然ですが、あなたは「ナンセンス絵本」というものをご存知でしょうか?
ナンセンスの意味を辞書で調べてみると「意味のないこと。ばかげたこと。つまらないこと。」というような意味になるそうです。
なんともおすすめしにくそうな絵本ですよね、ナンセンス絵本と言われても。意味のない絵本なのでしょうか……。
ナンセンス絵本、直訳すれば「意味のない絵本」「ばかげた絵本」というようになってしまいますが、要するに「ユーモア絵本」や「脱力系絵本」と訳せばもう少しイメージは湧きますでしょうか?
例えば、あなたは「どうしてだろう?」「なぜだろう?」と考えながらお笑い番組を見たりされますか?
意味はわからないけど気づいたらおかしくて笑っているといったことは意外としょっちゅうありますよね。
日常生活でもそうではないでしょうか?
おっちょこちょいなお子さんの姿を見て「くすくす」と笑ってしまった経験をした人は多いはず。なぜかはわからないけど、愛くるしくておかしくて笑ってしまいますよね。
ちょっと哲学チックなお話をするとすれば、「おかしい」は漢字で「可笑しい」と書きます。おかしいことは「笑」いを「可」能にすることなのかもしれませんね。
そう考えると「ばかげた絵本」もみんなを笑顔にしてくれる素敵な絵本なのではないでしょうか。
「ためになる絵本」や「感動する絵本」、「考えさせられる絵本」、様々な絵本がありますが、頭を空っぽにして「わはははは!」と大笑いするような素敵なナンセンス絵本も楽しまれてみてはいかがでしょう。