絵本

ことりをすきになった山

渡り鳥ジョイと岩山の長い月日の交流を描いた絵本。世代を超えた交流が岩山を色鮮やかで自然豊かな姿に変えていくお話。

この絵本の内容紹介あらすじ

山に一羽のことりがやってくることから始まる、ことりと山との長い年月をかけた友情を描いたお話です。

ある日、草も何もない岩だらけの山に一羽のことりジョイが飛んできます。
山には生き物も住んでおらず、初めて生き物とふれあったので驚きます。ことりと会話を重ねるなかで、山はことりに一緒にいてほしいと考えるようになります。

しかし、山には水も植物もないのでことりは一緒に住むことはできません。
ことりは、春になったらまた来ると約束し、山は待つことにしました。

悲しいことにことりと山の約束にはどうにもならない問題がありました。
命に限りあることりの時間と動かない山の時間、どうやっても埋められない時間の溝がありました。
山に来れなくなる日がいつか絶対に訪れるのです。

そこで、ことりは自分の名前と同じジョイという名前を代々受け継ぎ、山に立ち寄ると約束します。

山は悲しみの涙を落とし、その涙は川のせせらぎになりました。
そして、待ちに待ったある春の日、ついにジョイの子どもが飛んできます。

お話は数十ページですが、物語の中では何百年という私たちの気の遠くなるような時間が流れていきます。
お母さんの言う事を守ったことりたち、それをめげずに待っていた山の辛抱強さに温かい気持ちになれます。

ページが進むと山は長い年月をかけて色鮮やかに自然豊かな姿に変化していきます。
その様子にお子さんもワクワクすること間違いなしです。自然の凄さ、素晴らしさについて考えるきっかけにもなりますね。

あきらめない気持ち、約束、友情、命、自然の摂理、ストーリーから受け取れるエッセンスが盛りだくさんです。

エリック・カールさんのインパクトのある絵も相まって、小さなお子さんもすーっと物語に入っていくことができます。
また、大人も改めて自然の雄大さを感じることが出来る長く楽しめる絵本です。

出版社からの内容紹介

渡り鳥のジョイと岩山のあいだに生まれた友情は、山を緑の楽園に変えていく。文化人類学者の命の讃歌をコラージュで力強く表現。

出版社「偕成社」より
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