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絵本

もしものせかい

絵本「もしものせかい」の表紙

この絵本について

『いつものせかい』と『もしものせかい』は表裏一体!? 『いつものせかい』って何だろう? 『もしものせかい』って何だろう? 大人が読んでも楽しめる哲学を含んだ絵本。

著者ヨシタケ シンスケ
出版社赤ちゃんとママ社
出版日2020.01.28
ページ数48ページ
対象年齢3歳 / 4歳 / 5歳 / 大人
ISBN978-4-87014146-9

この絵本の内容紹介あらすじ

男の子が寝ているとき、白猫が窓から入ってきて、棚に飾ってあるロボットのおもちゃを持って行ってしまいました。

そして、なぜかそのロボットのおもちゃは男の子の夢に現れます。

突然、ロボットのおもちゃは『もしものせかい』に行くことになったと男の子に告げます。

『もしものせかい』とは、男の子がいつも暮らしている世界ではなく、男の子の心の中にあるもう一つの世界。

『もしものせかい』にあるのは、男の子が出来なかったこと、ずっと一緒にいたかった人、変わってほしくなかったもの。他にも、「もしも あのとき・・・」と思い出すもの。

「もしも あれが うまくいってたら」「もしも あちらを えらんでいたら」「もしも あのひとが そばにいたら」、そんな男の子の「もしも・・・」が詰まった世界にロボットのおもちゃは行くのです。

なぜロボットのおもちゃは『もしものせかい』に行かなくてはいけないのでしょうか。なぜ男の子とロボットのおもちゃが離れ離れにならなくてはいけないのでしょうか。

ロボットのおもちゃは、その理由を考えてみたけれど、そこに理由はないようだと言います。

「たまたまそうなった」「最初から決まっていた」「誰かのせいで」、色々と考え方はありますが、一つだけ決まっているのは、ロボットのおもちゃが『もしものせかい』に行って二度と帰ってこないということ。

男の子の大事なものが『もしものせかい』に行ってしまったとき、『もしものせかい』が大きくなる代わりに『いつものせかい』が小さくなってしまうのだとロボットのおもちゃは言います。

それは生きていくのも辛いほどのことだけれど、そのうち『いつものせかい』はゆっくりと膨らんでくる、何もしなかったとしてもそうなるのだとロボットのおもちゃは言います。

また、『もしものせかい』が大きい人であればあるほど、『いつものせかい』も大きく膨らませることができるはずなのです。


成長するにつれて、誰しも何かを失ったり、後悔することが増えていくのではないでしょうか。「もしもあのとき・・・」、大人になってもそう思うことが人生の中でたくさんあるのではないでしょうか。

『いつものせかい』は、人間関係や社会的な事情など様々な理由でうまくいかないことがたくさんあります。

反対に『もしものせかい』は、『いつものせかい』では叶わないことでも際限なく想像を膨らませることができます。

このお話が『いつものせかい』と『もしものせかい』は表裏一体でどちらも大切なのだと気づかせてくれるように感じます。

『いつものせかい』しかなければ無味無臭のつまらない人間になってしまうでしょうし、『もしものせかい』しかなければ目の前のことを一歩一歩着実に努力できない人間になってしまうでしょうし、二つのバランスを整えることが大切なのでしょう。そして、その二つがどちらも大きく膨らんでいくことが何より大切なのでしょう。

単純に物語を楽しむこともできますが、哲学を楽しむこともできる素敵な絵本です。子どもだけでなく、大人が読んでも楽しいお話です。

出版社からの内容紹介あらすじ

少し前の私に、どうしても必要な物語でした。
ヨシタケシンスケ

やあ おはよう。
とつぜんでもうしわけないんだけど、ボク もしものせかいにいくことになりました。

大事なものを突然失ったとき、思いがけない別れが訪れたとき。
心にぽっかりと空いた穴は、どうやって埋めたらいいんだろう。
ヨシタケシンスケの新たな世界。
何度も読み返したくなる優しい物語です。

『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)をスタートに、数々の大ヒット作を生み出し続ける絵本作家・ヨシタケシンスケの最新刊。
本書『もしものせかい』は、多忙な著者にとって、はじめて「誰かに依頼される前に生まれた物語」でした。
自身の悲しい経験により、この物語を描かないと先に進めない――つまり、少し前の“ヨシタケシンスケ”にとって、『もしものせかい』はどうしても描く必要のある物語だったそうです。
悲しみや喪失感を忘れようとしたり、もとの自分を取り戻そうとしたりするのではなく、その経験そのものをまるごと抱えて生きていくこととは? そして「その先」への思いが詰まっています。

 

「もしものせかい」を持つすべての人へ。
何度も読み返していただきたい、すてきな絵本ができあがりました。

出版社「赤ちゃんとママ社」より
絵本「きょうは せつぶん ふくは だれ?」の表紙

きょうは せつぶん ふくは だれ?

正岡 慧子世界文化社
対象年齢:3歳 〜 5歳以上
絵本「ねこまるせんせいの おつきみ」の表紙

ねこまるせんせいの おつきみ

押川 理佐世界文化社
対象年齢:4歳 〜 6歳以上
絵本「せつぶんセブン」の表紙

せつぶんセブン

もとした いづみ世界文化社
対象年齢:3歳 〜 5歳以上
絵本「夜の神社の森のなか ようかいろく」の表紙

夜の神社の森のなか -妖会録-

大野 隆介ロクリン社
対象年齢:4歳 〜 7歳以上
絵本「雪ふる夜の奇妙な話」の表紙

雪ふる夜の奇妙な話 -妖会録-

大野 隆介ロクリン社
対象年齢:4歳 〜 7歳以上
絵本「ありがとうのまほう」の表紙

ありがとうのまほう

いずみ さちこ三恵社
対象年齢:3歳 〜 5歳以上
絵本「おちばのほん」の表紙

おちばのほん

いわさ ゆうこ文一総合出版
対象年齢:5歳 〜 7歳以上
絵本「おひめさまのあいうえお」の表紙

おひめさまのあいうえお

よねこめ世界文化社
対象年齢:2歳 〜 6歳以上
絵本「ぼくはヒーロー!?」の表紙

ぼくはヒーロー!?

とうどう かずひろ文芸社
対象年齢:3歳 〜 5歳以上
絵本「ナナフシのからだ どうしてながいの?」の表紙

ナナフシのからだ どうしてながいの?

北窓 優太文一総合出版
対象年齢:5歳 〜 7歳以上
絵本「せんせいって」の表紙

せんせいって

まつした じゅんじみらいパブリッシング
対象年齢:5歳 〜 大人
絵本「タンポポのたね どうしてとんでいくの?」の表紙

タンポポのたね どうしてとんでいくの?

ごとう まきこ文一総合出版
対象年齢:5歳 〜 7歳以上