社会が成熟するにつれて、障がい者理解も一層進んでように見受けられます。ところが、障がいに関する知識は多岐に渡り、理解しようにもアレルギー反応を起こす人も多いことでしょう。
大まかに区分すると「身体障がい」「知的障がい」「精神障がい」とありますが、細分するとまだまだ難しい言葉や概念が登場します。医学的に一人一人と真摯に向き合ううえでは細分化された知識が必要なのでしょう。しかし、日常ではもう少しラフに捉えてみてもいいのかもしれません。
医師に診断されたら障がい者になるのでしょうか。そうではありませんよね。
「健常者」「障がい者」と線引きをされがちですが、誰にも少なからず障がいと言われるものがあるのではないでしょうか。
例えば、話をしているときに噛みやすい、急に不安に駆られることがある、落ち着きのないことが多い……などなど。こうやって考えてみると、障がいについて考えることは他人事ではないのかもしれません。
では、難しそうでアレルギー反応を起こすようなことにどうやって向き合えば良いのでしょうか。
そこで今回は、ラフに楽しく障がい者理解を深めるツールとして、「障がい」がテーマの絵本をご紹介させていただきます。