この絵本の内容紹介あらすじ

農場に住むロバのアルフ。おじいさん、おばあさん、ネコ、イヌ、カナリヤと一緒に暮らしています。アルフの目下の関心事は、自分だけが働かされ、愛されていないのではないか、ということです。ある日、不満がつのったアルフのとった行動は、家出!しかも家出に選んだ場所はちゃっかりと、自分が居なくなったあと、みんなの様子が見えるようにと、屋根の上。誰しも不安になると、不安のもとを確かめたい衝動にかられるもので、子ども達はアルフの行動に一喜一憂し、まるで自分が体験しているような気持ちになることでしょう。きっと大人にも、身に覚えのある気持ちではないでしょうか。最終的には、仲間の良いところや役目に気づき、無事にみんなのところに帰ることができたアルフ。孤独感や疎外感を語っているように思いますが、読み終えたあと、みんなの愛情を感じ、あたたかな気持ちになり、周りの人を一層いとおしく感じるようになる作品だと思います。

わが家でも、子どもから「よんで!」とリクエストが多かったですね。