この絵本の内容紹介
くまの学校の子ども達は全員で12匹。11番目のくまの子までは男の子で最後の12番目が女の子のジャッキーです。
このくまの学校にも待ちに待った運動会の季節がやってきました。本番に向けてくまの子ども達は、お庭で元気に練習をします。
かけっこやうんてい、跳び箱や棒登り、くまの子ども達はいろんな競技を一生懸命に練習します。
でも、ジャッキーだけはご機嫌斜めな様子で運動会の練習もせずに散歩に出かけてしまいます。一番チビはいつでもビリだと言うのでした。
ジャッキーが散歩をしていると草むらからカエルが飛び出し、それに驚いたジャッキーは一目散に走って逃げます。急いで逃げていたジャッキーは、もしかして自分は速く走れるのかもしれないと考えます。
自信が芽生えたジャッキーは、その日から運動会に向けて秘密の特訓を始めます。そして、いよいよ運動会本番!12匹のくまの子ども達が徒競走で競います。
徒競走が始まるとみんな一生懸命に走りますが、一番先頭を走るのはジャッキーです。練習の成果を発揮するジャッキーですが、お兄ちゃんのくま達も段々と追い上げてきます。
ゴール前でジャッキーは先頭を走っていますが……最後の最後に転んでしまいます。一生懸命に練習したのに転んでしまってジャッキーは、痛いのやら悔しいやらで泣き出してしまいました。
ジャッキーはこのままビリで終わってしまうのでしょうか。いえいえ、最後はとっても素敵な展開が待っています。