この絵本の内容紹介あらすじ

お片づけが済んだらおやつの時間。ななちゃんは急いでおもちゃをかき集めるとおもちゃ箱にばんばん放り込みました。

でも、「やーだよ!」と言っておもちゃたちがおもちゃ箱から飛び出していきます。どうやら違うおもちゃ箱のおもちゃたちだったようです。

ななちゃんがおもちゃたちを追いかけますが、おもちゃたちはどんどん逃げていきます。
ななちゃんが「おかたづけしないと おやつが たべられないのよう」と言うと、おもちゃたちが怒った表情で振り返り、「ななちゃんのおかたづけはおかたづけになっていなーい!」と一斉に言うのでした。

絵本「ななちゃんのおかたづけ」の一コマ

そのとき、カンガルーの坊やがおもちゃ箱から飛び出します。そして、お母さんカンガルーの元に駆け寄っていくのでした。
その様子を見たななちゃんは、おもちゃたちにもそれぞれ帰りたいお家があるのかなと考えました。でも、おもちゃ箱に放り込んだほうが早くおやつをたべれるんだけどなぁっと葛藤します。

すると次は、人形のメアリーが泣き始めました。ななちゃんがおもちゃ箱に放り込むのでクレヨンでドレスが汚れてしまったのです。ななちゃんは、だんだんと申し訳ない気持ちが増していきました。

そうして、ななちゃんは、おもちゃたちと相談しながらお片づけを始めました。まずは、仲間ごとに分けていきます。それから、分けたおもちゃごとに箱を用意します。おもちゃごとに最適なお家に帰れてみんな嬉しそうです。

綺麗に片付いたのでななちゃんも清々しい気持ちでいっぱいです。これからは、ちゃんとお片づけすることをおもちゃたちと約束するのでした。そして、最後にママに褒められて、ななちゃんはとっても嬉しそうです。

相手の気持ちに立って考えてみることで見えくることがたくさんあります。おもちゃたちの気持ちに立ってみるとちゃんとお片づけしないと可哀想だと実感できるお話です。
お片づけができないお子さんと一緒におもちゃの気持ちを考えてみましょう。きっとお片づけの習慣を身につけてくれることでしょう。そして、ちゃんとお片づけできたら優しく褒めてあげましょう。