この絵本の内容紹介
「ことりの きれいな こえを きいていると きぶんが いいね。」
ばばばあちゃんは、小鳥の声を聞いて、あることを思いつきました。それは、小鳥がたくさん来るように小鳥の家を作ること。
目的は小鳥の声を聞くことでもありますが、その声を聞きながらお昼寝することでもありました。さっそく動物達を集めると、作業に取り掛かりました。
完成した小鳥の家に来訪者!?
ばばばあちゃん達は、小鳥の家が出来上がると、木の枝に引っ掛けていきました。その作業も終えると、あとは小鳥が来るのを待つだけです。
ところが、やってきたのは小鳥ではありません。「バサ バサ バサ……」と大きくてヘンテコな鳥がやってきたのです。しかも、あまりに大きかったので、小鳥の家を木の枝から地面に落としてしまいます。
そこで、ばばばあちゃんは、このヘンテコな鳥にも巣を作ってあげることに——。藁と木の枝と他にもたくさんの物をかき集め、どうにかこうにか大きな巣を作りました。
それなのに、ヘンテコな鳥は巣に入ると大暴れ。さらには、大きな声で叫び始めました。
ヘンテコな鳥は迷子?
「なんで そんなに あばれるんだい? まるで こどもじゃないか!」
ばばばあちゃんがそう言うと、「だって、ぼく こどもだよ」とヘンテコな鳥が言いました。大きな体をしていましたが、まだ子どもだったのです。それのみか、迷子の鳥でもありました。
ばばばあちゃんは事情を知ると、お母さんを探すための良い方法を思いつき……。
ピクトブック編集部の絵本談議
こんなおばあちゃんがいたら、毎日楽しいよ、きっと。
ばばばあちゃんのお話は、ダイナミックな展開が楽しいよね!
そうそう。
今回もそのダイナミックな方法で、お母さん探しをするんだよ。
そうなの!? どんな方法?
それはね……、読んでからのお楽しみ!
最後は愉快な展開が待ってるよ。