この絵本の内容紹介あらすじ

「ねえ ママ、ちょっと おにわにきて」

まー君は庭からママを呼びますが……

妹とお昼寝中のママからは「うーん」と生返事しか返ってきませんでした。

絵本「まーくんのあめのひ」の一コマ

「かたつむり、みつけたのに」

庭で見つけたカタツムリを見てもらえず、まー君は拗ねてしまいました。

絵本「まーくんのあめのひ」の一コマ2
絵本「まーくんのあめのひ」の一コマ3

だんだんと雲行きが怪しくなっても家に入ろうとはしません。

絵本「まーくんのあめのひ」の一コマ4

「まーくん、あめがふってきたから、おうちに はいっておいで」

雨がぽつりと降り始めた頃、ママが話しかけますが返事もしません。

それどころか、家から傘を持ち出し、頑なに家に入ろうとしません。

「ママにはもう、かたつむり みせてあげない」

「ママなんか きらい」

雨足の強まりに合わせるかのように、まー君はどんどん意固地になってしまいます……。

まー君はママと仲直りできるのでしょうか。


ピクトブック編集部の絵本談議

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ママが妹ばかりかまっているように感じて、自分が置き去りになったような気持ちになったのかな。

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そうかもしれないね。嫌いだけど嫌いじゃない、ママに対する想いが伝わってくるよね。

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カタツムリを見せたかったのも、ただ見せるだけじゃなくて、一緒に過ごす時間がほしかったのかもしれないね。

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うんうん。文字のないページもあるけど、だからこそ絵から感情の機微が伝わってきたよ。

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最後のママとのやり取りもじんわりくるよね。