この絵本の内容紹介
渡り鳥のローザは、自分のほっぺたと同じあかい色をした、「ほっぺのはな」が大好き。
秋になり、たびだつときがきても、その種をはなそうとしない。渡りの途中、つかれて川に落ち、仲間とはぐれたローザは、犬のミールと、飼い主のアンナに助けられた。
ミールとアンナの家で、「ほっぺのはな」を育てながら、みないっしょに冬をすごし、春をまつ・・・
国際的に評価の高まる気鋭のドイツ人イラストレーター、ソーニャ・ダノウスキが描いたイラストの緻密で美しいタッチや、絵のすみずみまでつくりこまれた世界観に、だれもが息をのむことでしょう。アメリカで児童書の著者として活躍するマイケル・J・ローゼンが絵に合わせてつむいだ物語を、詩人・蜂飼 耳さんが美しい日本語で訳しました。子どもから大人まで堪能できる作品です。