この絵本の内容紹介あらすじ

ぴと ぴと ぽとん。
空から雨が降ってきました。

すい すい すい すい。
ママのスリッパの足音が聞こえてきました。

男の子はママに連れられてお出かけすることに——

外は雨が降っているので長靴を履いて、傘を持って、レインコートを着て、それからいよいよ出発。玄関を出るときにママの手を握ると柔らかくて温かさも感じます。

さあ さあ さあ さあ。
冷たい雨は風に乗って空から降り注ぎます。

ぽ ぽ ぽ ぽぽぽぽぽ。
雨が傘に当たると不思議な音がします。まるで雨の足音のようです。

地面に張った雨水も幻想的な雰囲気を演出します。
ぴちゃ ぱちゃ ぽちょ。
男の子とママが歩くたびに不思議な音を奏でます。

絵本「あめ ぽぽぽ」の一コマ

ぽと ぽと ぽと ぽと。
雨は砂場に足跡を残します。

じゃく じゃく じゃく じゃく。
今度は男の子が砂場に足跡を残します。

絵本「あめ ぽぽぽ」の一コマ2

雨の中の幻想的な様子を鮮やかなイラストともに描き出します。

憂鬱になりがちな雨ですが、少し視点を変えるだけでこんなにも穏やかで優しくて楽しげな雰囲気に感じられるのです。

「ぴと ぴと ぽとん」「ぴちょん ぴちょん ぴちょん」など実際に聞こえてきそうなオノマトペが随所に散りばめられた絵本です。素敵な雨を感じることができるお話ですが、雨が止んだ後の澄んだ爽快感も味合うことができるでしょう。