この絵本の内容紹介あらすじ

「おはよう おひさま おはよう みんな」
海に朝日が昇り始めると、海辺の砂浜に潜った赤いカニのかにこちゃんも顔を覗かせます。

小さな波が「しゃぷ しゃぷ ぴしゃ ぴしゃ」と押し寄せたかと思うと、次は大きな波が「どどどど ざぶーん」と押し寄せ、かにこちゃんは慌てて海から離れます。

絵本「かにこちゃん」の一コマ

そして、かにこちゃんはカニ歩きで砂浜の山を登っていきます。砂山の頂上から海を見下ろしてみると……空が燃えるような、海が燃えるような、真っ赤に景色が色づきながらお日様は沈んでいきます。

朝日が昇り夕日が沈むまでの、海辺で過ごすかにこちゃんの一日を描いたお話です。かにこちゃんが歩くときの「すこ すこ すこ すこ」という擬音や小さな波や大きな波を表現した擬音がクセになります。太陽や海の大胆な色使い、かにこちゃんの愛らしい表情、これらが魅力的な絵本です。