この絵本の内容紹介あらすじ

子ブタのプリン君は町へ買い物に行くところ。今日は友達が家に来るので、みんなで食べるおやつを買いに行くのです。くまさんアイスを10個買って帰ることにしました。

そうして美味しそうなアイスを抱えて、心躍らせながら帰っていると、ケーキ屋のお姉さんに呼び止められます。「ちょうど、あたらしい ケーキが やけたところなの みていってちょうだい」と言うのです。

出来立てのケーキは、お日様のりんごケーキ。その美味しそうなケーキをおやつにどうかと勧められますが、今日のおやつはくまさんアイスです。プリン君は「また こんどに するよ」と帰り道を歩きます。

すると今度は、慌てた様子のパン屋のおじさんに呼び止められます。はりねずみチョコパンを焼き過ぎしまって大変だと言うのです。プリン君はパン屋の手伝いを頼まれるのでした。

焼き上がったばかりのチョコパンは、とても良い匂い。「おやつに いくつか もっていくかい」とパン屋のおじさんに言われますが、今日のおやつはくまさんアイスです。「また こんど、かいに くるよ」とプリン君は帰り道を歩きます。

すると今度は、うさぎさんの家から「きゃーーー!」と叫び声が聞こえてきました。ホットケーキをフライパンでひっくり返そうとしたら、顔に被さって前が見えなくなってしまったのです。

それをプリン君が取ってあげると、お礼にホットケーキをご馳走するとうさぎさん。ところが、プリン君の今日のおやつはくまさんアイスです。「これから うちへ かえって、くまさんアイスを たべるから、やめておくよ」と言って、プリン君は帰り道を歩きます。

そうしてやっと家に帰り着き、くまさんアイスをお母さんに見せると……。プリン君が寄り道している間に、くまさんアイスはすっかり溶けてしまったのです。

プリン君は悲しくて涙が止まりません。お母さんは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言って、溶けたくまさんアイスを使って、何やら調理を始めました。さて、何が出来上がるのでしょう。

この絵本の巻末には、くまさんアイスの作り方も描かれます。