この絵本の内容紹介あらすじ

意外な展開が楽しい、おかしな小鳥たちの絵本です。
犬はワンワン。ネコはニャア。カラスはカァで、ハトはポー。
動物の鳴き方って、だいたいきまっているもの。
茶色い小鳥も、これまでなんの疑問ももたずに、ずっと「チュン」と鳴いていましたが、ある日、「チュン」と鳴くことに飽きてしまいました。
でも、なんて鳴いたらいいのかな……?
とまどいながらも、突然、口から飛び出したのは、思いもかけないヘンな鳴き声!
びっくりしたまわりの鳥たちは、「茶色い小鳥はチュンと鳴くものだ」と諭すのですが、自分たちも次第にいつもとは違う鳴き方をしてみるようになります。
「アチャピッピ ポケプー」「キョロキョロ ズリッパ」「ポーピー ポッペプー」いつもと違う鳴き方をすると実はこんなにも楽しかったのですね。
ところが、まじめなカラスだけは、今までの鳴き方にこだわっていたものですから……。
語感も楽しく、小さなお子さんの読み聞かせにも、ぴったりの1冊です。