この絵本の内容紹介あらすじ

絵を書くことだったり、運動だったり、歌うことだったり、踊ることだったり、どんな子にも一つは必ずひとつぼしがあるのです。この絵本では子どもが持つ性格や個性のことを、きらきら輝く『ひとつぼし』と表現しています。それは一般的にはもしかしたら特技と呼ばれますが、誰しも特技ばかりがきらきら光っているわけではありません。

思いやりの心だって、その子にしかない立派で素敵なひとつぼしです。

うちの子、他の子に比べるとおしゃべりがそんなに上手じゃないな…字もまだ読めないし書けないし…走るといつも最後だな……思ったことを口に出して言えないな……もしかしたらいつの間にか周りと我が子を比べてしまっているパパやママは少なくないかもしれません。

悪いところばかりに目がいきがちで、素敵できらきらした部分に目が向いていないこともしばしばあるのではないでしょうか。

今すぐじゃなくてもいつの日か、その子が持っているとっておきの個性を活かせるときまで、好きなことが見つかるまで温かく見守れる大人でありたいと改めて気づかされる絵本です。

シンプルな絵と短文で力強いメッセージを伝えてくれる一冊です。お子さんの未来に想いを馳せながら親子で一緒に楽しんでみてください。お子さんなりの一生懸命、それぞれのペースを尊重することの大切さにきっと気づけるはずです。

絵本「ひとつぼし」の一コマ
絵本「ひとつぼし」の一コマ2
絵本「ひとつぼし」の一コマ3