この絵本の内容紹介
青い鳥のピッチは、大好きなトニーの家に遊びに行くことが何よりの楽しみでした。トニーも大喜びでピッチを迎えてくれます。そして、ピッチの体の色と同じ、青い服を着たトニーのお母さんも、ピッチが来るのをとても喜んでくれます。公園のブランコやすべり台で一緒に遊んでくれるお母さん。いたずらして怒った時のお母さんはすごく怖いけど……。でも、とっても温かくて優しいお母さん。トニーもピッチもそんなお母さんが大好きでした。ある日、トニーが「ぼくにも二人と同じ青い服が欲しい」と言い出しました。お母さんはトニーのために青い服をつくりはじめました。でも、日に日にお母さんの体の具合が悪くなっていき……。
お母さんがいなくなってから、トニーは夜遅くまで空を見上げては、涙を流していました。そんなトニーを見てピッチは、元気になってもらおうと、あることを思いつきました。
青を貴重としたイラストが画面いっぱいに広がる一冊です。