この絵本の内容紹介
木材があらゆるところに使われるのは、人間と一番はだが合うから。異方性をもち、加工しやくす、温かみと弾力性に富み、断熱性がすぐれ、軽くてじょうぶという木材の構造と性質を解明。「木の文化」の根源にせまる。
目次
大むかしから、木は生活の道具として使われてきた
木材を上手に利用するコツは、目的に合わせて木を使い分けること
生長期には形成層が辺材をつくりだし、辺材はやがて心材にかわる
たて方向に強く、横方向に弱い木材の性質は、細胞の構造から生まれる
木材の異方性を上手に利用して生活に生かす
加工しやすい木材だから、その特長を生かして利用しよう
木はだの色や木目の美しさは、気持ちを落ち着かせてくれる
酒だるは、化学変化によって色とかおりを自然につける小さな工場
ピアノには、木材のいろいろな特性が生かされている
木材にはいろいろな比重のものがあり、比重によって使いみちも変わる
木材には、よく燃えるのに熱が伝わりにくいという性質がある
木材の弾力性は、いろいろな運動用具に生かされている
ボーリングも、ボールがピンをはねとばすときの音がたまらない
木材を加工して、新しい木材を工場生産する方法が主流になった
木造住宅は、日本の気候風土に適している
木造住宅の構造は軽くてじょうぶ
造作材には機能的な働きのほかに、感覚的な働きが大切だ
木の家具には温かさがあり、使うほどなじんでくる
人間と一番はだがあ合う木は、ひとりで何役ももなせる万能選手