この絵本の内容紹介
中国がルーツと思われていますが、実は中国に「ラーメン」はありません。日本のラーメンは明治時代、中国との交流によって伝わってきた麺料理が始まり。戦後は、大陸からの引揚者が日本各地で中国料理店を開いたことから、各地でさまざまなラーメンが生まれました。肉団子や丸鶏を煮出した肉のだしと、煮干しやかつお節などの和風のだしを合わせて、醤油ダレ、味噌ダレなどで味つけます。小麦粉にかん水を混ぜた麺の打ち方も披露。タレをスープでのばし、ゆでた麺を入れれば完成。基本を押さえれば、あとは自由自在にアレンジできます。
目次
- 中国の麺料理とラーメンは、別のもの?
- 日本人好みの味として日本で生まれたラーメン
- 中国の麺のつくり方いろいろ、日本へのつながり
- 浅草來々軒の「支那そば」、札幌で名づけられた「ラーメン」
- 各地でいろいろに花開いた日本のラーメン文化
- 麺もスープも、手間ひまかけてつくられている!
- むかしはメリケン粉 、いまは専用の準強力粉
- 小麦粉から、世界の経済や政治がみえてくる!
- ラーメンを「イチから」つくるって、たいへん!
- 2種類の肉のスープと和風だしを組み合わせる
- ラーメン定番の具は、メンマとチャーシュー(煮豚)!
- しょうゆ、みそ、塩、味はタレで決まる
- 切り麺で、はじめての麺づくり
- ゆでて、スープにしょうゆダレ、具をのせて盛りつけ完成!
- イチからつくって、みえてきたこと
- 「イチからつくる」ということ