この絵本の内容紹介
「あめ」は砂糖よりも古い甘味料、砂糖の輸入が途絶えた戦中・戦後には水飴づくりは必須の生活技術に。そして各種甘味料があふれる現在、麦芽と米や芋などから簡単につくれる、やさしい甘さの麦芽飴が静かに見直されている。この絵本では、おばあちゃんが孫たちに伝え継ぐかたちで、「あめ」の世界にアプローチ、原料の栽培から麦芽づくりまで、いのちとふれあう「イチから」のチャレンジ。麦芽飴づくりは麦の生命現象に学んだもの、現在の各種甘味料の多くは国産でも主原料は輸入トウモロコシ(コーンスターチ)といった発見も次々と。
目次
- あめ屋さんって、すごい!
- おばあちゃんの「麦芽水あめ」と「大根あめ」
- あめは、いったいなにからできている?
- 砂糖や水あめ・・・・・「甘み」には、いろんな種類がある
- アミラーゼってなんだ? 麦芽でデンプンが甘くなるわけ
- デンプンの多い作物選び、デンプンは海外からもやってくる
- 「甘い」ものなら、どれも「あめ」? 日本のあめ文化
- オオムギとサツマイモを育てよう!
- オオムギの収穫! 各地にみられる伝統的な水あめ
- サツマイモの収穫と、麦芽づくり
- いよいよ、水あめづくりだ! 麦芽やサツマイモってすごい!
- もち米やカボチャでも、麦芽水あめづくり
- 水あめをさらに煮つめてつくる「かたいあめ」
- 千歳あめ、きなこあめ・・・・・ぺろぺろキャンディ
- イチからつくって、みえてきたこと