この絵本の内容紹介あらすじ

広島県・大久野島。

「うさぎのしま」として親しまれるこの島で、一組の親子が白いうさぎに出会う。

―「あの子のおかあさんも、白い?」

何気ない一言が、封印された過去を呼び覚ます。

時は、第二次世界大戦へ―。

防毒マスクに身を包み、毒ガスを製造する人々。手渡されるかごの中には……。

かつてこの島は、「地図から消された島」だった。

無垢な存在が、浮かび上がらせる戦争の記憶と、現代の環境問題。

過去と向き合い、未来を考える。忘れてはならない「記憶」の物語。

絵本「うさぎのしま」の中面
絵本「うさぎのしま」の中面2
絵本「うさぎのしま」の中面3
絵本「うさぎのしま」の中面4