この絵本の内容紹介あらすじ

山に暮らす羊飼いと狼の生活は、敵か味方かという私たちが陥りがちな単純な二元論への疑問を投げかける

一見、相対する羊飼いと狼の同じ山でのそれぞれの生活を描き、敵か味方か、正義か悪か、といった単純化したフィルターを外して物事を見ることの大切さを伝える。羊飼いの視点と狼の視点で表・裏表紙の両サイドから読むことができ、しかも文章は両サイドとも同じもの。一種の仕掛け絵本としてのユニークさもある。フランスでは『アンコリュプティブル賞』(2019-2020)を受賞。

絵本「わたしのやま」の一コマ