この絵本の内容紹介あらすじ

カエルの憧れの仕事“バスガエル”。カエルたちは、観光バスに乗り、バスガエルの美声を聞くことが何よりの楽しみでした。
今年、おたまがいけのバス会社で、新しいバスガエルを募集することになりました。
バスガエルの試験は、かんこうバスがいしゃの社長が、おたまがいけで歌うカエルの中でいちばん声の良いカエルに「バスガエルはきみだ」と声をかけるというシンプルなもの。
カエルたちは社長に選ばれるべく、毎夜、自慢ののどをならします。
カエルの男の子、クコも、バスガエルに憧れています。早くみんなと一緒に歌いたいと焦りますが、心配性のお母さんが協力してくれず、なかなか出発できません。
「かあさんなんかだいっきらいだ!」と家を飛び出しますが…

【ここがポイント】
・幻想的なカエルの世界を楽しめます
・親子の心のつながりに感動します
・あちこちに隠れたカエル探しが楽しめます

【編集者から】
カエルのバスガイドで“バスガエル”??タイトルからもおわかりのとおり、カエルたちの楽しい世界が描かれています。
なんと言っても、シゲリカツヒコさんによるリアルで幻想的な絵に、魅了されてしまいました。原画をいただいたときには、ついつい「わあ~~~…」と感動の声を上げてしまったほどです。
絵の中には、シゲリさんの遊び心が満載。あちこちに隠れたカエルモチーフをさがしたり、カエルたちの個性豊かな服装や髪型をじっくり観察したりと、何度でも楽しめる絵本になっています。
主人公のクコとお母さんのやりとりは、子どもの成長期の自立心と、それを見守る優しい親心が描かれ、あたたかい気持ちをもらえます。
ぜひ親子でじっくり読んでいただきたい一冊です。