作:あまん きみこ
1931年8月15日、旧満州撫順市に生まれる。新京、大連と移り住み、敗戦で帰国。結婚後、日本女子大学児童学科の通信教育部に入学。與田準一の紹介で「びわの実学校」を知り、作品を発表する。1968年、同誌に掲載した短篇をまとめた『車のいろは空のいろ』を刊行、日本児童文学者協会新人賞を受ける。後に「びわの実学校」同人となる。主な作品に『ひつじぐものむこうに』『きつねみちは天のみち』等。『こがねの舟』で旺文社児童文学賞、『おっこちゃんとタンタン...
続きを読む・作品一覧を見る絵:山中 冬児(やまなか ふゆじ)
大正7(1918)年大阪市生まれ。枚方の御殿山にあった大阪美術学校で学び、洋画家の斉藤与里(さいとう・より)に師事した。卒業後は画家としての道を歩んでいたが、戦況が悪化した昭和19(1944)年6月、召集を受け2年間のシベリア抑留を余儀なくされた。空襲で大阪のアトリエも焼け、看板を描きながら油彩画を描こうと上京し、81歳になるまで、絵本や挿絵、装丁で活躍した。
作品一覧を見る