この絵本の内容紹介あらすじ

おかあさんにありがとうを伝えたい

自分のことを生み、育ててくれたお母さんの恩というものは、とても大きいものです。その恩を返すことはきっと一生かかってもできないでしょう。モンゴルの人々は、その大きな恩を敬って、「お母さんのお乳は、花のしずくを集めてわかしていれた、いっぱいのお茶ほどに貴重である」と言い伝えてきました。この伝説をもとにこのお話はできています。

主人公のバートルは、おじいちゃんから「心の花の朝露を集めてお茶を飲むと長生きできる」という話を聞いて、お母さんに飲ませてあげようと、心の花を探しに、夜ふけの森に馬で出かけました。森には、こわ~いこわ~い化け物がいるといわれています。

小さな少年の純粋な心からのプレゼントが、お母さんのハートに届くやさしい物語です。

〈 編集者からのおすすめ情報 〉
モンゴル出身の画家、ボロルマーさんの絵は、やさしく、繊細でありながら、愛嬌たっぷりのキャラクターが生き生き描かれています。モンゴルの伝承をもとに創作されたこのお話は、日本人の心にも響いてきます。

絵本「バートルのこころのはな」の一コマ
絵本「バートルのこころのはな」の一コマ2
絵本「バートルのこころのはな」の一コマ3