この絵本の内容紹介
本が大嫌いで、読書週間なんてなくなってほしいと思っている1年生の女の子。ところが、図書のブルックス先生は、とにかく本がだいすきで、子どもたちにその面白さを伝えようと、あの手この手でせめてくる。かぶりものをかぶったり、着ぐるみをきたり、まるでお芝居のように本を読んでくれたり。でも、「あたし」はかえってうんざり。とうとう、だいきらいな読書週間に突入した。この時期は、読んだ本でおすすめのものを、クラスのみんなに紹介しなきゃいけない。しかたなく、「あたし」も本をたくさん借りてみたけれど、読む気にもなれない。ところが、ある本のなかの「いぼ」という言葉が気になって、響きも気にいって、ふと本を開いてみたら……。本が嫌いな子どもが、本にも面白いと思えるものがあるということに気づくまでを、ユーモアたっぷりに、お説教くさくなく描いた、本のための絵本。ニューヨークタイムズのベストセラー。