この絵本の内容紹介あらすじ

「正しい絵」「正しい作文」って、なんだろう?世の中には「正解」があることなんて、少ないんだ。

絵をかくことがだいすきな男の子ラモン。でも、ある日、ラモンは、自分がかいた絵がなにを描いたものかわからないと笑われてから、思いのままに絵を描けなくなる。なんとか「正しい」絵をかこうとするのだけれど、うまくかけなくて、ついには絵をかくことをやめてしまう。けれど、そんなラモンの絵を、「なにかがちゃんと伝わってくる」から好きだといってくれる妹のおかげで、「正しい」絵を描く必要などないことに気づき、また自分の思うまま、自由に絵や文章をかいていけるようになる。世の中に「正解」があることなど少ないのだし、「ものとはかくあるべき」という価値観にこだわることはないという普遍的なメッセージを、人気作家レイノルズが、子どもたちにやさしく語りかける。大人のせまい価値観にとらわれることなく子どもを見てあげてほしいという、親に向けてのメッセージ絵本でもある。