この絵本の内容紹介
「赤ちゃんのそばで」シリーズのコンセプトはシンプルにして幸福感あふれるもの。「赤ちゃんは絵本が読めません!」そう言いきる五味太郎描くこのシリーズは、赤ちゃんをとりまくすべての人のための絵本。この本には、砂場用のバケツとシャベルが歌をうたいながら・・・、絵本がどきどきしながら・・・(以下、たくさんのものたちが擬人化されて登場し)、最後に寝姿で描かれる生まれたばかりの赤ちゃんと、いずれ関わることのできる楽しい日々を待っているというもの。「赤ちゃんが生まれてきた世界はこんなところだよ、キミはこんなに幸福に世界に待ち構えられているんだよ・・・そんなメッセージにあふれている」(五味太郎)。1作目、「おまちしてます」に登場するのは、赤ちゃんがすぐには遊べないけど、やがてお世話になりそうな、こんな楽しいモノたち。そのいくつかを紹介すると・・・「ときどきキラッとしながらさんりんしゃくんも」「うたのれんしゅうをしながらバケツさんもシャベルくんも」・・・そして、そんなたくさんの楽しいモノたちが、「みんなみんなおまちしてます」「おおきくなるのをおまちしてます」。赤ちゃんが生まれてくること、そして育っていくことへの祝福に満ちた、ハッピーな世界がここにあります。