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児童文学作家。福岡市生まれ。本名古河トシ。幼時、鉱山技師の娘として北海道、樺太(からふと)で過ごす。文化学院卒業。1960年(昭和35)『母の友』に少女時代の体験から北の国を舞台にした『ちびっこカムのぼうけん』を発表。物語性豊かな幼年童話として注目される。以後、幼児の感覚を生き生きと描く童話のほかに、スケールの大きいファンタジーや自伝的小説を書く。代表作に『いたずらラッコのロッコ』(1968)、『くまの子ウーフ』(1969)、動物たちの戦う世界を描いた長編ファンタジー『銀のほのおの国』(1972)、『流れのほとり』(1976。日本児童文芸家協会賞)、『いないいないばあや』(1978。野間児童文芸賞、日本文学者協会賞)などがある。
掲載数:69冊