「こんな過激的な絵本ってありなの!?」というような衝撃すぎる賛否両論の絵本ありますよね。
「絵本はキラキラして優しいものであってほしい」という方もいるのではないでょうか。絵本は子どもの価値観に影響するので選ぶ作業にも力が入りますよね。
でも、今日は一歩引いて考えてみませんか?
タイトルや内容が衝撃的な作品でも作者の意思を汲み取ろうとしてみてください。とても大事なメッセージが込められていることに気づくはずです。
性善説に立ったとき、絵本の力を利用して間違った方向に仕向けようとする人はなかなかいないのではないでょうか。そう考えると「作者はどういったことを伝えたくて描いているのかな」と想像してみることが大切なのかもしれません。
まずは、読み聞かせするあなた自身が想像してみることがとても大切です。そうしてお子さんが間違った解釈をしないようにフォローしてあげてください。
争いごとや人権のこと、あまり楽しい話ではないかもしれませんが、お子さんにも伝えてあげたい大切なことがたくさんあるはず。絵本は、そういった難しいことを優しくかみ砕いて伝える力があるはずです。
それでも附に落ちないという作品も各々あるでしょうが、大切なメッセージが込めらた絵本をご紹介させていただきます。
タイトルやお話が衝撃的な賛否両論の気になる絵本
賛否両論の大ベストセラー作品! どっちもどっち!?
肯定的な感想
- 分け合う喜びが伝わってくる。
- きらきらしてて色も綺麗で、ただずっと眺めていられる。
否定的な感想
- 宝物をあげないと友達になってもらえないってどうなの?
- 最後はハッピーエンドなのはいいんですが、個人的には消化不良。
ママが交通事故死でおばけになっちゃう!? 親子がテーマの異色の作品。
肯定的な感想
- 大人が感動する。
- 悲しい話のはずなのに、悲しさより温かさを感じる良い絵本。
否定的な感想
- 死を扱った内容でふざけるのはどうか。
- 子どもに対して読むと、子どもの肩を掴んで揺さぶりながら「ママのこと好きでしょう?大事でしょう?」と真顔で問い詰めている気持ちになる。
古くなって壊れたものは捨てられちゃうの!?
肯定的な感想
- 最後は素敵なエンドで本当によかった。
- 「しあわせ」のひとつのかたち。
否定的な感想
- 動物の住処になることが幸せなのか?
- レッカー車の登場に喜んだのも束の間、放置され捨てられてしまうという結果に・・・うーん。
本物の地獄絵図に煽られる恐怖!? しつけ絵本として人気の絵本。
肯定的な感想
- 残酷な中にも学ぶことはたくさんあって大事な日本文化だと感じました。
- 死ぬことの怖さより、悪いことをしてはいけないって事を学べる。
否定的な感想
- トラウマになってしまう。
- こんな超ハードSMシーン見せられた子どもはかわいそう。
タイトルと挿絵がホラー物!? これは虐待なの!? 実際にあったお話。
肯定的な感想
- 厳しくも深い親の愛に涙。
- この絵本を読み終わった後から、子供は自分で進んでお手伝いをするようになりました。
否定的な感想
- イラストが恐い。
- 一方的な「教え」とやらが子どものためになるのか?!
ただただ恐い!? 実際の虐待被害者が綴る想い。
肯定的な感想
- 親に読んでほしい。
- こういう絵本、大事ですよね。
否定的な感想
- 幼い子が一人で手にするには危険。
- 何か別の絵本を読んで癒されたい……。
「しんでくれた」の言葉がインパクト大!
肯定的な感想
- 食育の根本に迫るすごく大事なことが書かれている絵本だと思う。
- ぼくのためにしんでくれるいきものがいるのに、ぼくはしんでやれない。だからぼくはどうする、なぜそうしようとする。端的にすっきりした締め方で良いですね。
否定的な感想
- 拒食にならないだろうか。
- そうなんだけど、その通りなんだけど、言い方がちょっと。命をありがとうでは伝わらないのだろうか。
最後のオチがちょっぴりホラー!?
肯定的な感想
- 本当の我が子でなくても手をかけさせない子であれば満足、という親に対する風刺も込められているのかも?
- 当の子供は、非常に面白がって繰り返し読んでいます。いやはや、そんなもんなのかもしれません。
否定的な感想
- これは大人がブラックジョークを楽しむための絵本な気がする。
- さすがに怖すぎる…こんなん超トラウマ級だわ。
絵本の無料公開で炎上!?
肯定的な感想
- すごいな、この人のマーケティング力。
- ストーリーの練り込み方も緻密な絵もGood!です。
否定的な感想
- 絵本をお金払って買った人の気持ちはどうなるの?
- キンコン西野、嫌い。
何を感じるかは自由。物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。
肯定的な感想
- 子供の教育を考える大人に読んでもらいたい。
- 幸せの基準は自分が決めるものだもんな。うむ、深い。
否定的な感想
- 無償の愛を与え続ける木のラストは悲しすぎる。
- 最後は心安らげる場所という事でいい話だったんだろうけど。モヤモヤしちゃう。
さいごに:心に余裕を持って絵本とふれあってみましょう!
「反面教師」という言葉があるように悪い見本を反省の材料にすることもありますよね。例えば、そういったことをあえて意図した作品かもしれません。
「なぜこういった表現をしたのだろう?」
この疑問に優しさを持って向き合うことで作者の真意が汲み取れるかもしれません。
もちろん何でも賛成というわけにはいきませんし、作品を発表することには一定の責任が伴うわけですが、それを承知のうえでやっぱり伝えたい想いがあるのだと思います。
※当記事の内容はあくまでピクトブック編集部の見解であり、また、ピクトブック編集部が出来る限りの想像力を働かせて作者の真意を汲み取ろうとしたものです。当記事においてもしかしたら作者の皆さんの真意とは異なる場合がございます。ご了承いただきますようお願いいたします。