絵本

わかってほしい

虐待被害者の心の葛藤がひしひしと伝わってる絵本。作者MOMOさんが実際に経験したことをもとに描かれたお話。

この絵本の内容紹介あらすじ

この絵本は、家出する20歳まで虐待を受けた作者のMOMOさんが実際に経験したことをもとにその葛藤する感情が描かれています。

真っ赤な背景にページをめくるたびにボロボロになっていくクマのぬいぐるみ。ぬいぐるみをとおして抽象的に描かれていますが、それでも虐待の恐ろしさや当事者の葛藤が伝わってきます。

ホラーだと感じる人も少なくありませんが、ニュースでも見かけることも少なくない虐待について改めて考えるきっかけになるはずです。

もちろん虐待ではないにせよ、大なり小なり行き過ぎたしつけがあるのではないかと自身の育児を振り返るきっかけにもなることでしょう。

赤い背景に綴られるのは、黒い文字と白い文字。黒い文字には憎しみが、白い文字には耐える感情がそれぞれ綴られます。

「しんで びびらせるか」という黒い文字に対して、白い文字で「でも あきらめない」と相反する言葉。虐待被害者の心の葛藤がひしひしと伝わってきます。

最後は、「わかるのはひとつだけ」「あいされたい」と白い文字で締めくくります。

子どもはそれでも親の愛情を求めているのだなということが伝わってくる絵本です。子どもに読み聞かせするにはハードルが高いかもしれませんが、まずはお父さんお母さんで読んでみて、そして、子どもにそっと愛情を注いであげてください。

出版社からの内容紹介

倒れて、ちぎられていく、くまのぬいぐるみから聞こえる、こころの声。
暴力による憎しみや悲しみのなかにいながら、それでもやっぱり「あいされたい」気持ち。
作者のMOMOさんが幼いころに父親から受けた虐待の体験から、虐待が少しでもなくなればとの思いを込めてつくった絵本です。
当事者として苦しんでいる子どもたちやその周囲のおとなだけの問題ではなく、「わたしたち大人が構築する、この大人社会の犯罪である」ということを、ひとりでも多くのひとたちに伝えたい。

出版社「クレヨンハウス」より
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