この絵本の内容紹介
家にあるおもちゃにも飽きてしまって、今日は好きなテレビ番組もないのでつまらなくてしょうがない男の子。
お母さんに相談しても自分でなんとかしてちょうだいって言われてしまいます。
つまらないなぁっとゴロゴロしているといろんな疑問が湧いてきます。
つまらないってだれのせい?
どうしてつまらないんだろう?
つまらないって、なんだろう?
男の子は、どうやったらつまらなくないのかをいろいろと考えます。
縄でぐるぐる巻きにされて宙吊りになった想像をしたら・・・、最初は楽しいけどずっと続くとつまらない。
ずっと同じなのがつまらない原因だと思った男の子は、少しずつ座るところを変えてみます。
すると・・・・、最初は楽しいけどやっぱりつまらなくなってきます。
いつもと違うのがいいのかな?
違えば違うほどいいのかな?
ゴチャゴチャしているのがいいのかな?
つまらなくなくなる方法を考え始めると、想像は膨らんでいきます。
「つまんない」について考えていると想像が広がって、実はつまらなくなくなっていた男の子のユーモアたっぷりのお話です。
そして、「つまんない」がテーマの絵本なのに読み聞かせしている私たちはどんどんお話に引き込まれていきます。
自分に関係ないとつまんないのかな?
思い通りにいかないとつまんないのかな?
いろんな角度から「つまんない」を考えて想像する哲学的な要素を含んだ絵本です。お話の展開の広がりも単純に面白いので小さなお子さんでも楽しめますし、大人の私たちはこの男の子の発想に感心してしまうことでしょう。
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