絵本

ちいさいきみとおおきいぼく

大切な友だちになるまでの心の動きを丁寧に表現した心温まる友情絵本。

この絵本の内容紹介あらすじ

主人公は二匹のオオカミ。よくあるイメージの怖いオオカミとは違って、海外のアニメに出てきそうな可愛いらしいキャラクターです。

友だちをテーマにした絵本は、友だちになってからのシーンを描いたものが多いですが、この物語は二匹のオオカミがお互いの大切さに気づき、お互いが「相思相愛」になって友だちになっていくまでのお話です。

初対面の時の見て見ぬ振りをするところや、「おおきいぼく」が「ちいさいきみ」に対して抱いているちょっとした優越感の描写などは、大人の人間関係でもちょっと共感できる部分かもしれません。お互いを意識しすぎてなかなか仲良くなれないことって実際よくあることですよね。

それから全体を通して印象的なのは、海外の作家ならではのとても綺麗な色使いのイラストです。タッチもラフで、キャラクターに表情があるわけでもないのですがその情景がすごくよく伝わってきます。冬を越す間じゅう「ちいさいきみ」を待っていた「おおきいぼく」。友情のような愛情のような相手を想う気持ち…じんわりと心があったかくなるお話でした。

この絵本を子どもに読み聞かせするときに「こんなときはどうしたら仲良くなれると思う?」と聞いてみるのもいいと思います。その友だちにどんなことをしてあげたら喜ぶのかな?いっしょにどんなことができるかな?客観的に考え、自分なりの答えを探すようになることでしょう。

この絵本は「友達の大切さ」はもちろん、「お互いが友達になるために必要なこと」を子どもに気づかせてくれるとても貴重な絵本です。

出版社からの内容紹介

ずっとひとりだった大きいオオカミのところに、ある日小さいオオカミがやってきて…。誰かと共に生きる、ぬくもりを伝える物語。

出版社「ポプラ社」より
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