絵本

せんそう

昭和20年3月10日 東京大空襲のこと

生き証人が語る、東京大空襲のお話。悲劇がひしひしと伝わる実際の戦争体験をもとにした絵本。

この絵本の内容紹介あらすじ

著者である塚本千恵子さんは6歳の時に東京大空襲を体験されました。その実体験を、息子で絵本作家の塚本やすしさんが描いた作品です。

主人公のちえこは、当時6歳でした。
家業は洋品店で、祖父母と父母、それから6人兄姉のみんなで仲良く暮らしていたそうです。
そんなちえこの家にも、戦争の影は静かに忍び寄ってきました。いよいよ東京も危なくなってきたため、他の兄姉は田舎に疎開します。
しかし、ちえこは幼かったので東京に残りました。

お父さんが出征した後の1945年3月10日夜のことです。
B—29が300機、東京の空を覆いました。数え切れないほど多くの焼夷弾が東京の町を焼き尽くしました。
東京大空襲では、10万人以上の人が亡くなったと言われていますが、正確な人数は分かっていません。

東京大空襲より以前は、「空襲」と言えば軍の基地や武器を作る工場が標的であったようですが、東京大空襲は始めから民間人が標的でした。

町に落とされた焼夷弾によって、あっという間にあたり一面が火の海になりました。行く手をふさがれ逃げ惑う人々は、次々に川へ飛び込み亡くなりました。地下の防空壕に逃げ込んだ人も、煙や暑さで亡くなりました。
ちえこたちはどうなってしまうのでしょう。

自分の身に置き換えると、たまらない気持ちになります。このような悲劇は二度と起こしてはいけないということをひしひしと感じる絵本です。

出版社からの内容紹介

わたし(千恵子)は東京・浅草の洋品店で育ちました。
チーコと呼ばれていました。
兄弟たちは疎開し、父親は戦争にいってしまいます。
1945年3月の寒い、風の強い夜、なんの前ぶれもなくやってきたB29爆撃機の大軍のために、焼夷弾で町中が焼かれ、わたしは母親と、母親が縫って作ってくれた人形をもって、無我夢中で逃げました…
10万人以上が一夜で亡くなった、世界最大の空襲・東京大空襲。
本書は、作者みずからの体験をもとに描かれた、初の本格的な東京大空襲の絵本です。
作者の塚本千恵子が少女時代に体験した、この空襲において、母親の犠牲により一命をとりとめた実体験を、息子の画家・塚本やすしが絵本にまとめました。

出版社「東京書籍」より
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