絵本

えんとつ町のプペル

夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる、現代社会の風刺! ゴミ人間プペルと煙突掃除屋ルビッチの交流を通して、信じ抜くことの大切さを描いた奇跡のファンタジー絵本。

この絵本の内容紹介あらすじ

えんとつの町は、どこもかしこも煙突だらけ。空の上は煙で覆われ、地上は4,000メートルの崖が囲みます。そうして、この町は外の世界から断絶されていました。

えんとつの町で暮らす人々は、黒い煙に閉じ込められて、青い空を知らなければ、輝く星も知りません。

そんな町にもハロウィンの季節がやってきました。この時期は、魔除けの煙も加わって、いつにも増して煙が充満しています。

あるとき、夜空を駆ける配達屋さんが煙を吸って咳き込むと、うっかり配達中の心臓を落としてしまいます。

さすがの視界の悪さに、落とし物は見つかりません。配達屋さんは探すのを早々に諦めて、どこかへ行ってしまいました。

その心臓が落ちたのは、町の外れにあるゴミ山。心臓が「ドクドクドク」と鼓動を鳴らすと、ゴミが引き寄せられます。そして、ゴミ人間が誕生しました。

ゴミ人間の頭はオンボロ傘で、口からはガスが溢れます。とても汚く、とても臭い、醜い姿をしています。その姿のまま、ゴミ人間はゴミ山を出て、町の中心のほうへと向かいました。

「やい、ずいぶんおかしなかっっこうをしているじゃないか」

ゴミ人間が町に着くと、カボチャのオバケに呼び止められました。そして、魔女やフランケン、ゾンビまでも集まってきます。

その化け物達が「ところでキミはいったい、なにモノだ?」と口を揃えて尋ねると、「ボクはゴミ人間だ」と答えました。すると、化け物達は一斉に笑いました。

そうして、ゴミ人間は化け物達の仲間に加わり、「トリック・オア・トリート、トリック・オア・トリート。おやつをよこさないとイタズラするぞ」と言って家々を回りながら、大人達からはおやつを貰い、自分より小さな子ども達には風船をプレゼントしました。ゴミ人間が風船を膨らませると子ども達は大喜びです。

化け物達のポケットがおやつで一杯になった頃、時計台の鐘が鳴りました。すると、化け物達は帰り支度を始めます。

ゴミ人間が「ハロウィンたのしいね。またあしたもやろうね」と言いますが、その楽しいハロウィンは今日まで。「なにいってんだよ、ゴミ人間」と言って、仲間の化け物達は次々にマスクを脱ぎ始めました。

その仲間達は、本当の化け物ではなく、化け物の仮装をした子ども達だったのです。そして、子ども達はゴミ人間も仮装をしているだけと思い込んでいました。

ところが、ゴミ人間は本物です。子ども達がその正体に気づくと、汚い言葉を浴びせ、仲間外れにしました。

ゴミ人間の噂はあっという間に町中へと広まり、えんとつの町で暮らす人々はゴミ人間を汚いもの扱い。独りぼっちになったゴミ人間は、ベンチに腰掛けて溜め息を溢しました。

そんなとき、体中ススだらけの少年が声を掛けてきました。この少年は、煙突掃除屋のルビッチです。他の人とは違って、ゴミ人間から逃げようとしません。それどころか、自己紹介をしてからゴミ人間に名前を尋ねました。

ところが、ゴミ人間には名前がありません。「・・・え、えっと」とゴミ人間が困っていると、ルビッチは状況を察して、ゴミ人間に『ハロウィン・プぺル』と名付けました。

この二人の出会いは、のちに大きな奇跡を起こします。その奇跡を前に、きっと誰もが心を動かされることでしょう。


お笑い芸人であるキングコングの西野 亮廣氏が手掛けた絵本です。圧倒的なクオリティーで描かれ、奥深いメッセージが込められた『えんとつ町のプペル』は、制作に実に4年半を費やして完成した超大作です。

この絵本は、チームで得意分野を持ち寄る『分業』によって制作され、絵本業界の常識を覆しました。また、絵本人気の火付け役としての位置付けを確立してきました。

西野 亮廣氏は、この物語を『夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる、現代社会の風刺』と言います。集団生活で同調することは大切なことですが、それが全てではないことを教えてくれます。

日本語と英語の二か国語で描かれているのも特徴的な絵本です。


『えんとつ町のプペル』公式無料公開中!

「せっかく生んだ作品も、お客さんの手に届かないと、生まれたことにはなりません。10万部《売れる》ことよりも、1000万人が《知っている》ことの方が、はるかに価値があると僕は考えます。」と西野 亮廣氏は言い放ち、平成29年1月19日、新しい試みとして『えんとつ町のプペル』を公式に無料公開することを発表しました。


映画化決定:2020年12月公開

『えんとつ町のプペル』の映画主題歌:大王とロザリーナ

作詞・作曲:西野 亮廣
編曲:渡邊 崇

出版社からの内容紹介

ペン一本で描いたモノクロ絵本で世界を圧倒したキンコン西野が、業界の常識を覆す完全分業制によるオールカラー絵本!

脚本&監督:にしのあきひろ 参加イラストレーター・クリエイター総勢33名。 「信じぬくんだ。たとえひとりになっても。」―このメッセージに、日本中が泣いた!

出版社「幻冬舎」より
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