絵本

おもちのきもち

お餅に心があったらどんな気持ちなんだろう? 奇想天外な発想のユーモア溢れる絵本。

この絵本の内容紹介あらすじ

餅というのは大変なもので、気づいた頃には頭を何度も何度も叩かれています。それから、棒でぺったんこに伸ばされ、ぷっちんと千切られてしまうのです。

悲惨なのはここからで、千切られた餅達は、餡子やきな粉を着けられたり、大根のおろし漬けにされたり、ねばねばの納豆に混ぜられてしまいます。そのうえで、人間にペロリと食べられてしまうのです。

幸いなのは鏡餅で、床の間に大事に飾られます。それでもいつ何時食べられてしまうのか分かりません。その恐怖がいつまでも付き纏います。

そうなる前に、外へ逃げ出した鏡餅がいました。ペッタンペッタンと音を立てながら、タコのように足を伸ばして走ります。

そうして遠くまで逃げると、鏡餅でも疲れます。人間と同じように、疲れるとお腹が空くのです。

鏡餅は、人間が美味しそうに餅を食べていたのを思い出すと、自分で自分の体の餅を食べ始め・・・。


鏡餅の一人称視点で描いた絵本です。餅の気持ちを想像すると、なんとも奇想天外な物語に仕上がります。最後の展開には思わず驚いてしまうことでしょう。

餅に同情してしまうようなお話ですが、その美味しそうな餅を見ていると、薄情なことにお腹が鳴ってしまいます。

講談社 絵本通信

出版社からの内容紹介

第27回講談社絵本新人賞受賞作
「もう、たいへんなんです」
お正月、“かがみもち”は、とある決心を……。
お年賀にどうぞ。

出版社「講談社」より
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