この絵本の内容紹介あらすじ

有名なねずみくんシリーズの中の一冊です。

いろいろな動物の子どもたちが、将来大きくなったら何になりたいか話しています。「ねずみくんはおおきくなったらなにになるの?」と聞かれたけれど、小さなねずみくんは急には答えが出ません。

ねずみくんのお友だちは、パイロットやケーキ屋さん、歌手や美容師さんなどちゃんと夢が決まっているようで、ねずみの女の子から「ステキ!」と褒められてみんな嬉しそう。夢が決まっていないねずみくんは少しあせってしまいます。さらにはお友だちから、ねずみくんは小さすぎるからできる仕事がないんじゃない?なんてからかわれてしまって……。

ねずみくんは、自慢の歯を持っていること、この小さな体を活かせること…を考えてひとつの仕事を思いつきます。

自分や友だちの個性を認めてあげること、それを活かしていくことは人間関係や社会生活の中でも重要なことです。お友だち同士、お友だちの夢をお互いに応援してあげられたら、自信を持って自分の好きなことに夢中になれることでしょう。

なかなか夢を持ちにくい世の中になってきていますが、子ども自身が好きなことや興味のあることは否定せずにずっと応援してあげたいものですね。みんないろいろな個性があっていろいろな考え方がある、そんなことを教えてくれる一冊です。