絵本

かわいそうなぞう

戦争の理不尽さと悲しみが心に残る、動物園のゾウの本当にあった悲しいお話。

この絵本の内容紹介あらすじ

物語の舞台は、東京都台東区にある上野動物園です。第二次世界大戦の最中に、実際にあった出来事をもとに制作されました。

動物園は、こどもから大人まで、幅広い年代の人々に愛されている存在です。
そんな憩いの場所が、軍の命令により苦しみと悲しみの場所に変わってしまいます。動物の殺処分命令です。

軍の言い分では、「空襲により動物の檻が破壊された場合、動物たちが逃げ出して人を襲うかもしれない。非常に危険であるから、猛獣を殺せ」というものでした。
確かに、逃げた動物が人を襲う可能性はゼロではないでしょう。
動物園の職員たちは、心が引きちぎられそうになりながらも、次々に動物たちを殺していきます。
そして、最後に残ったのは、三頭のぞうでした。

多くのこどもたちは動物園が好きで、そこにいる動物みんなが大好きです。
それが人間の都合で殺されることに、衝撃を受けるでしょう。
動物たちは、戦争で殺されるために遠い国からやって来たのではありません。
日本のみんなに喜んでもらうために、はるばる海を越えて来たのです。戦争の理不尽さと悲しみが心に残ります。

武部さんの絵は淡く繊細な色使いで、年月を重ねても色あせません。
そして、土屋さんの文章は全てひらがなで書かれています。文字を覚え始めた子どもが、自分で読むことができます。

出版社からの内容紹介

戦争中、上野動物園で三頭のゾウが殺されました。これは本当にあった悲しいお話です。毎年終戦記念日に評論家の秋山ちえ子氏が平和への願いをこめてラジオで朗読し、テレビでも紹介された名作。

出版社「金の星社」より
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