絵本

かしこいビル

この絵本の内容紹介あらすじ

ある日、郵便屋さんがメリーへの手紙を届けてくれました。その手紙はおばさんからのもので、こう書かれていました。

「メリーちゃん うちへあそびに いらっしゃい。いくつおとまりしても いいですよ。」

メリーはこの手紙を読み終わると、さっそく返事を書きました。

「ごしょうたい ども ありがとお。かよおびに まいります。きのお おはなお みにいきました。でも、おはなは、あまりなくて、はっぱばかりで つまらなかたです。」

このように手紙を書き、それから、おばさんの家に泊まるための荷造りを始めました。まずは馬のおもちゃのアップル。それから毛皮の手袋。さらには人形のスーザンと笛と靴とティーポットと・・・。そして最後は、近衛兵の人形『かしこいビル』を持っていくことにしました。

それからが一段と大変な作業です。今度はお父さんに貰ったトランクを取り出して、それらの荷物を詰め込み始めました。

しかしながら、こうしてみてもああしてみても荷物が収まりません。取り出しては入れ直してを何度も繰り返すうちに、とうとう出発の時間になってしまいます。メリーは慌ててトランクに押し込むと、おばさんの家に出掛け始めました。

ところが、メリーにとって欠かすことの出来ない『かしこいビル』を忘れてしまったのです。家に置いてけぼりとなった『かしこいビル』は涙が止まりません。メリーと一緒にお泊まりするのを楽しみにしていたのです。

それでも「かしこいビル」は立ち上がると、一生懸命に走り始めました。走って、走って、それでも走って、全速力で走っていくと・・・。


この絵本は、著者:ウィリアム・ニコルソンが娘:メリーのために描いた一冊です。そして、絵本に登場するおもちゃは、実際にメリーが愛用していたものです。

巻末にはこの絵本の詳しい解説が記されており、ウィリアム・ニコルソンがこの一冊をどれだけ緻密に描いたかが理解できることでしょう。また、絵本作りの奥深さを実感できるはずです。

出版社からの内容紹介

おばさんの家に招待された少女メリーは、大切な物をトランクに詰め込んで出かけましたが、一番大切な人形のビルを入れ忘れてしまいます。涙に暮れるビルでしたが、その後あきらめずに立ち上がり、メリーの乗る列車のあとを走って走って・・・。 絵も言葉もテンポがよく、気づけばお話の中に引き込まれています。半世紀以上も子どもたちに愛されてきた古典的絵本。

出版社「ペンギン社」より
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