絵本

からすのパンやさん

仕事と育児の両立はとても大変! 予想外の大騒動が面白く、個性溢れるパンの数々が魅力的な絵本。

この絵本の内容紹介あらすじ

いずみがもりは、千本以上の木々が生い茂るカラスの町。木々の上にはカラスのお家があって、その一つにカラスのパン屋さんがありました。

ある日、カラスのパン屋さんのお家では四羽の赤ちゃんが生まれます。不思議なことに体の色が黒色ではなく、白色や黄色、赤色や茶色、それぞれ違った色をしていました。

白色のカラスはオモチちゃん。黄色のカラスはレモンちゃん。赤色のカラスはリンゴちゃん。茶色のカラスはチョコちゃん。カラスの夫婦は、体の色にぴったりの名前を赤ちゃんカラスに名付けました。

それ以来、カラスの夫婦は四羽の赤ちゃんを育てながらパン屋さんを切り盛り。仕事と育児の両立はとても大変なことでした。

お父さんカラスは、朝早く起きてパンを一生懸命に焼きますが、赤ちゃんが泣き出すたびに手を止めなければなりません。あやしたり、抱っこしたりしていると、次はパンが焦げたり、半焼けになったりしてしまいます。

お母さんカラスも店内を綺麗に掃除しますが、赤ちゃんが泣き出すたびに手を止めなければなりません。おっぱいを飲ませたり、おむつを替えたりしていると、次はお客さんを待たせてしまったり、掃除が疎かになっていきました。

カラスの夫婦はパン屋さんの商売に集中できず、段々とお客さんの足が遠退いていきました。そして、段々と貧乏になってしまいました。

一方、カラスの赤ちゃんはすくすくと成長していきます。カラス夫婦が苦労していることなど露知らず、騒いだり、イタズラしたり、おねだりしたりと元気が溢れます。

お父さんカラスが焦げたパンや半焼きのパンを作ってしまうと、そのパンは子ども達のおやつになりました。そして、子ども達があんまり美味しそうにパンを食べるので評判が広がっていきました。

カラスのパン屋さんの評判が広がり始めると、お店は大忙しです。子どもたちもお客さんを喜ばせようとパン作りを手伝うようになりました。

町中で評判が広がれば広がるほど、パン屋さんはお客さんで溢れて大騒ぎ。評判が評判を呼び、騒ぎは大きくなる一方です。

火事だと勘違いすれば消防車や救急車が出動し、事件が起きたと勘違いすれば警官までも出動します。そこにお客さんや野次馬も混じって、カラスのパン屋さんの前は大混雑してしまいました。

さて、この大騒動にまで発展したカラスのパン屋さんは、一体どうなってしまうのでしょう。


予想外の展開がとても愉快なお話です。子ども達が仕事の手伝いをするようになる姿はとても微笑ましく感じます。

そして、カラス家族が作るパンの数々はとても香ばしくて美味しそう。スターパン、とんかちパン、ボールパン、かえるパン・・・。個性豊かで素敵なパンがどっさり焼き上がると、画面を埋め尽くすほどに広がります。

カラスと言えば忌み嫌われる存在ですが、愉快で楽しいカラス達の様子に親近感が湧いてきます。

出版社からの内容紹介

いずみがもりのからすのまちのパンやさんは、子どもたちの意見を参考にして、すてきな形のパンをどっさり焼きました。

出版社「偕成社」より
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