絵本

ぐりとぐらのおおそうじ

この絵本の内容紹介あらすじ

ある朝、カーテンの隙間から日の光が差し込み、野ねずみのぐりとぐらは目を覚ましました。ぐらが窓を開けると、爽やかな香りが優しく吹き込んできました。長い冬が過ぎさり、とうとう春が来たのです。

ぐりとぐらは、軽やかな気持ちになって、今度は朝ご飯を食べていると、家の中がホコリだらけなことに気づきました。冬の間、大雪で窓が塞がり、閉め切って暮らしていたからです。さっそく、大掃除に取り掛かることにしました。

掃除道具がない!?

「おひさま ぽかぽか うれしくて ほこりも ふわふわ おどってる ぼくらは これから おおそうじ」

ぐりとぐらは、チョッキを脱いで腕まくりをして、ご機嫌に歌いました。ところが、その拍子にホコリを吸ってしまい、二匹とも「はっくしょん!」とくしゃみをしてしまうのでした。

大掃除ではホコリへの対策が欠かせません。ぐりとぐらは、ゴーグルをかけて、帽子を被って、マスク代わりにマフラーで鼻と口を隠しました。すると、まるでスキーをするかのような格好でした。

これで大掃除の準備は大詰め。ぐりとぐらは、掃除道具を用意しようと物置を開けました。ところが、そこにあったのは壊れたものばかり。ホウキもハタキも雑巾も、どれもこれも使い物になりませんでした。

そこで、ぐりとぐらは掃除道具の代わりを作ることに——。作ると言っても愉快で楽しい方法です。

雑巾名人とホウキ・ハタキ名人

まずは、ぐりが雑巾作り。ボロボロの靴下を三枚重ね履きして、ボロボロのセーターを着て、破れたズボンを履いて……。

そうして、ぐらは自分自身が雑巾になりました。お腹で床を滑ったり、お尻で床を滑ったり、ぐらはすっかり『雑巾名人』です。

今度は、ぐらがホウキとハタキ作り。布切れの束を足に巻いて、さらには手にも持って、自分自身がホウキとハタキになりました。

ゴソゴソと歩いたり、パタパタと手を振ったり、ぐりはすっかり『ホウキ・ハタキ名人』です。

そんなとき、ウサギのギックが、ぐりとぐらを訪ねてきました。けれども、窓から部屋を覗いてびっくり仰天。部屋の中に『雑巾お化け』と『ホウキ・ハタキお化け』がいたからです。

ギックは慌てて仲間達のもとに逃げ帰ってしまいました。そして、お化けの話がウサギ達の間で広まり……。


ピクトブック編集部の絵本談議

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まさか自分達が名人になったと思ったものが、お化けと勘違いされるなんてね。

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うんうん。
でも、そう言われるとお化けにも見えてくるよね!

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確かにね〜。

勘違いはされたけど、発想は面白いよね!
それにダイナミックな大掃除が楽しかったね!

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ちょっとした驚きもあったけど、爽やかな春と大掃除の清々しさも存分に感じれたよね!
なんだか、窓を開け放って大掃除したくなったかも♪

出版社からの内容紹介

雪に閉ざされた長い冬が終わった春の朝、ぐりとぐらが、窓を大きく開けて朝ごはんを食べていると、なんと家中ほこりだらけ! 「今日の仕事は、大掃除」と2ひきは張り切りますが、ほうきもはたきも雑巾も、すり切れて使いものになりません。そこで、ぐりとぐらは、ぼろ布を体中に巻きつけて、自分たちがほうきや雑巾になることにします。大掃除もぐりとぐらにかかると、こんなにダイナミックに楽しくなります!

出版社「福音館書店」より