条件検索

リアルタイムで更新!ベストセラー絵本を見る

人気の絵本シリーズ

絵本

いのちをいただく

絵本「いのちをいただく」の表紙

この絵本について

食べることは生きること。命をとおして食べ物の大切さを描いた実話絵本。

内田 美智子
諸江 和美
監修佐藤 剛史
出版社西日本新聞社
出版日2009.05.11
ページ数77ページ
対象年齢5歳 / 6歳 / 7歳以上 / 大人
ジャンル食べ物・飲み物 / 仕事

ISBN:978-4-81-670785-8

この絵本の内容紹介あらすじ

坂本さんは食肉加工センターに勤めています。そこでの仕事は、牛を殺してお肉にすることです。坂本さんはこの仕事が嫌で、辞めてしまおうかと考えていました。

牛を殺す人がいなければ、誰も牛の肉を食べられません。自分の仕事が社会にとって大切なのは理解していました。それでも、殺される牛と目が合うたびに仕事が嫌になったのです。

そのころ、坂本さんの子どもは小学3年生でした。しのぶ君という男の子です。ある日、小学校から授業参観の知らせがありました。

いつもであれば、しのぶ君のお母さんが行くところですが、今回に限っては用事でどうしても行けません。そこで、坂本さんが代わりに行くことになりました。

「しのぶは、ちゃんと手を挙げて発表できるやろうか」

坂本さんは期待と少しの不安を抱きながら、授業参観の日を迎えました。この日の授業は社会科で、『いろんな仕事』というテーマです。その授業では、先生が子ども達にお父さんお母さんの仕事について尋ねていきます。

ところが、しのぶ君に順番が回ってくると、坂本さんは不安を感じました。しのぶ君に自分の仕事のことをあまり話したことがなかったからです。

そして、坂本さんの不安のとおり、しのぶ君は自信なさげに小さな声で「肉屋です。普通の肉屋です」と答えてしまいました。坂本さんの仕事を知らないわけではなく、格好悪いと考えていたので、しのぶ君はそう答えてしまったのです。

そうして授業参観が終わると、坂本さんは家に帰って新聞を読んでいました。学校が終わると、しのぶ君も帰ってきました。ところが不思議なことに、学校のときとは打って変わって、しのぶ君は嬉しそうに話し始めます。

「お父さんが仕事ばせんと、みんなが肉ば食べれんとやね」

学校の帰り際、しのぶ君は担任の先生に呼び止められ、坂本さんの仕事の大切さを説明されたのです。坂本さんが仕事をしないと、先生もしのぶ君も校長先生も会社の社長さんも、誰も肉を食べれない。先生にそう言われ、しのぶ君の考えがガラリと変わったのでした。

「お父さんの仕事はすごかとやね」

坂本さんはしのぶ君のその言葉を聞くと、もう少し仕事を続けようと思いました。

そんなある日、一台のトラックが食肉加工センターにやってくると、助手席から突然と10歳くらいの女の子が飛び降りてきました。そして、牛の積まれた荷台に上がっていきました。

坂本さんはその様子を「危なかねえ」と思って見ていましたが、女の子は荷台からなかなか降りてきません。心配になった坂本さんがトラックの荷台を見ると、その女の子は「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ。」と牛に話し掛けていたのです。

『みいちゃん』と名付けられたその牛は、女の子とずっと一緒に暮らしてきました。そして、トラックを運転してきたお爺さんは、その特別な牛を売るつもりはありませんでした。ところが、家庭の事情でとうとう売らなければならなくなったのです。

その事情を知った坂本さんは、やっぱり仕事を辞めようと思いました。そうしてまずは、明日の仕事を休むことにしました。

ところが、坂本さんが今日の出来事をしのぶ君に話すと・・・。


この絵本は、熊本市の食肉加工センターで働く坂本義喜氏の実話をもとに描かれました。「いただきます」と「ごちそうさま」の本当の言葉の意味を伝えます。

食べ物が満ち溢れる時代に、食べ物の有り難みを伝えるのは難しいものです。大量廃棄される時代に、食べ物を粗末にしてはいけないと伝えるのは難しいものです。そんな時代に、食べ物の有り難みを伝えるのは「命」なのです。そして、食べるということは生きることなのだと、この物語が教えてくれます。

物語のあとには、農家と漁師と園長先生へのインタビュー記事も綴られます。現場の生の声に仕事への情熱を感じます。食べ物や命への意識がさらに深まります。

出版社からの内容紹介

本書は「命と食」をテーマに講演を行う熊本県の食肉加工センターに勤務する坂本義喜さんの体験談を基にした絵本です。坂本さんは「牛を殺す」という具体的な事例を交えながら、「動物の命を私たちはいただき、生かされている」ことの意味を問い続けます。その講演録を、福岡県行橋市の助産師、内田美智子さんが物語り風にまとめ、佐賀県三瀬村の画家、諸江和美さんが絵をつけました。
 物語は、小学校の授業参観をきっかけに、坂本さんと息子のしのぶ君が食肉加工センターの仕事について語り合う場面から、牛の「みいちゃん」を同センターに運び込んだ女の子の家族と、坂本さんとの出会いへと展開します。巻末には、九州大学の佐藤剛史助教が農漁業や保育に携わる人たちを取材し、執筆した現場ルポ「いただきますということ」を収録しました。

出版社「西日本新聞社」より
絵本「いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日」の表紙

いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日

坂本 義喜講談社
対象年齢:3歳 〜 大人
食べることが楽しくなる!食育におすすめの人気絵本特集

食べることが楽しくなる!食育におすすめの人気絵本特集

絵本のまとめ記事
絵本「まこちゃんのおべんとう」の表紙

まこちゃんのおべんとう

こわせ たまみ佼成出版社
対象年齢:3歳 〜 6歳以上
絵本「ゴリラのパンやさん」の表紙

ゴリラのパンやさん

白井 三香子金の星社
対象年齢:3歳 〜 5歳以上
絵本「だっこべんとう」の表紙

だっこべんとう

木坂 涼教育画劇
対象年齢:2歳 〜 4歳以上
絵本「おむすび7(セブン)」の表紙

おむすび7(セブン)

さとう かつやエッセンシャル出版社
対象年齢:3歳 〜 5歳以上
絵本「たんじょうびにはケーキをやこう」の表紙

たんじょうびにはケーキをやこう

ラーシュ・クリンティング偕成社
対象年齢:3歳 〜 5歳以上
絵本「なにをたべてきたの?」の表紙

なにをたべてきたの?

岸田 衿子佼成出版社
対象年齢:2歳 〜 4歳以上
絵本「おもち!」の表紙

おもち!

石津 ちひろ小峰書店
対象年齢:2歳 〜 4歳以上
絵本「せんせいって」の表紙

せんせいって

まつした じゅんじみらいパブリッシング
対象年齢:5歳 〜 大人
絵本「ねずみさんのながいパン」の表紙

ねずみさんのながいパン

多田 ヒロシこぐま社
対象年齢:2歳 〜 4歳以上
絵本「しろくまちゃんのほっとけーき」の表紙

しろくまちゃんのほっとけーき

わかやま けんこぐま社
対象年齢:あかちゃん 〜 3歳
絵本「こねこのチョコレート」の表紙

こねこのチョコレート

B・K・ウィルソンこぐま社
対象年齢:4歳 〜 7歳以上
絵本「もったいないばあさんの いただきます」の表紙

もったいないばあさんの いただきます

真珠 まりこ講談社
対象年齢:3歳 〜 6歳以上