絵本

きらきらの花

この絵本の内容紹介あらすじ

「今日は かなしいことが あったなぁ」

一匹のウサギさんは落ち込んだ様子で夜道を歩き、家に帰る途中でした。

そして、夜空に浮かぶ星を見て昔のことを思い出しました。

絵本「きらきらの花」の一コマ

出典:きらきらの花/文芸社

それはウサギさんが子どもの頃の思い出。学校で塗り絵の宿題が出たときのことです。

「今日の しゅくだいは ぬり絵です。このお花の絵に 色をえらんで ぬってきてください」

先生からの宿題に、みんなは考えを巡らせました。ウサギさんも何色で塗ろうかと考えながら学校を出ました。

ところが簡単には答えが見つかりません。ウサギさんは寄り道をしながら考えることにしました。

絵本「きらきらの花」の一コマ2

出典:きらきらの花/文芸社

そして、寄り道の途中で友達に遭遇しては何色に塗るかを尋ねるのでした。

「いぬさんは 何色にするの?」

町の公園で遭遇した犬さんは赤色と答えました。さっき食べたショートケーキの真っ赤なイチゴがとても美味しかったからです。

絵本「きらきらの花」の一コマ3

出典:きらきらの花/文芸社

「ねこさんは 何色にするの?」

森の入り口で遭遇した猫さんは緑色と答えました。たくさん持っているクレヨンの緑が不思議な色に思えたからです。

「くまさんは 何色にするの?」

海の見える丘で遭遇したクマさんは青色と答えました。毎日見ている海の色を選んだのです。

「どうしよう……。みんなの色は すてきな色。赤もいいな 緑もいいな 青もいいな」

ウサギさんは、みんなの話を聞くうちに答えから遠ざかってしまいました。どれも素敵な色に思えて迷いが大きくなってしまったのです。

そんなとき、ウサギさんは年寄りのカメさんに遭遇しました。そして、塗り絵のことを相談すると深くて不思議な答えが返ってきました。

「何色にするかも 大切だけど その色を えらんだ気もちを わすれないこと」
「その色を えらんだ自分を……すきでいることだね」

絵本「きらきらの花」の一コマ4

絵本「きらきらの花」の一コマ5

出典:きらきらの花/文芸社


ウサギさんにはカメさんの言葉の意味が分かりませんでした。
けれども、その意味を考えながら帰り道を歩いていると……。

出版社からの内容紹介

お花の絵に好きな色をぬってください。うさぎさんは、学校で出た宿題に頭を悩ませていました。何色にぬればきれいになる? 何色にぬればほめられる? 答えを求め、お友だちに聞きながら歩いていると様々な思いがわいてきます。「どうしよう……。みんなの色は すてきな色。赤もいいな 緑もいいな 青もいいな」うさぎさんは、自分の色をみつけられるでしょうか。

出版社「文芸社」より