絵本

ぼくは ねんちょうさん

この絵本の内容紹介あらすじ

ちょっとおませな男の子のお話。「・・・と思う僕は年長さん」という語り口でお話は展開されます。

「あさ、えんに むかう ペースに ついてこられない おかあさんを みて、これだから おとなは・・・・・・って おもっちゃう ぼくは ねんちょうさん。」

「ままごとあそびに つきあうのは いいんだけど、こどもの やくを やらされるのは ちょっとやだなと おもう ぼくは ねんちょうさん。」

子どもだからと侮ってはいけません。
「もう おにいちゃんなんだから」と男の子には言うのに、よそのお母さんには「まだまだ こどもだから」と反対のことを言っているお母さんに対して、なんだか大人はずるいなと感じます。子どもは、親の会話にそば耳を立てて聞いているのです。

園で履く上履きにも感じることがあって、女の子っぽいというか、子どもっぽいところが、男の子はどうも好きになれません。

男の子は、ようこちゃんも好きなのですが、ゆかりちゃんも好き。一番好きなのがどっちなのか決められないのが悩みのタネ。子どもだって恋の悩みはあるのです。

ブランコで遊んでいるとき、好きな子を見かけると、ついつい立ち漕ぎで勢いよく漕いでしまう男の子。園児にも見栄を張ってしまう気持ちがあるのです。

砂場で遊んだ後は、必ず怪獣になりきって、作ったお城や山を壊したくなる男の子。大人のように振舞ってみても、子どもらしい無邪気さがあるのです。

クレヨンでお絵描きしているとき、みんなで合唱しているとき、お弁当を食べているとき、それぞれの時間で男の子は何か感じることや考えることがあるのです。

桃太郎が今の話だったら、お婆さんは洗濯機で洗濯をするだろうから川で桃を拾うことはないのだろうなっとニヤニヤ妄想する男の子。そんな男の子のませた様子がクセになります。


子どもは子どもなのだけれど、私達が思う以上に、子どもは子どもなりに様々なことを考えています。
私達が考える「子ども」と実際の「子ども」、このギャップを描いたようなお話がついついクセになることでしょう。

出版社からの内容紹介

園児のきもちの“あるある"をえがいた絵本。
園児と児童のちょうど境目にいる、びみょうなお年ごろ「ねんちょうさん」の気持ちをユーモラスに描いた絵本。
年長さんになると、社会性や自主性も育ちはじめます。けれども、大人からはまだまだ子ども扱い。
そんなねんちょうさんを主人公に、このお年頃のこどもが、共感できる“あるある"な心の情景を、描きます。

出版社「小学館」より