この絵本の内容紹介
おばけを怖がるお子さんは多いですよね。きっと平気なお子さんのほうが少ないはず。主人公の「ぼく」も暗いところに何かの気配を感じて仕方がありません。
暗いところが気になった「ぼく」は、部屋や廊下、家中の明かりを付けて回ります。でも、結局はお母さんに叱られてしまいます。
「ぼく」は、「どうして明かりを付けたまま寝ちゃいけないんだろう?」と疑問を抱きます。お母さんは、「夜は暗いのがあたりまえ」と言います。
「ぼく」は、やっぱり何かいる気がしたので暗闇に向かって話しかけてみます。「だれかいるの?」
すると、暗闇から「いないよ」という声がしたのです。
最初は怖くて慌てふためいた「ぼく」でしたが、暗闇に潜む何かと話しているうちに怖さを忘れてしまいます。
暗闇に潜む何かは、「暗いところからしか見えないものがたくさんあるよ」っと「ぼく」に教えてくれるのでした。
すると、星のように輝く町の光が見えてきました。「ぼく」は、夜が明るいことや暗いほうがよく見えるものがあることを知ったのです。
夜が暗いのは当たり前なこと、暗い夜だからこそ見える聞こえる素敵なことがたくさんあること、この絵本は暗いことは怖いことではないことを教えてくれます。
最後は、お母さんの「おはよう」という言葉で目が覚めます。やっぱりお母さんの声が一番安心できるのでしょうね。
夜、怖くて寝れないお子さんにぜひこの絵本を読み聞かせてあげてください。