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絵本
透明・清浄な北国の冬を舞台に、人の子と狐の子との交歓を描いた賢治の幻想童話。感性を澄ませた繊細な筆致で絵本化しました。
(1896-1933)明治29年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。生前刊行されたのは、詩...
東京都出身。武蔵野美術大学油絵科を卒業後、日本の抽象画の開拓者であった洋画家の山口長男氏に師事。銀座シロタ画廊ほかで個展多数。主な作品に、画集絵本『しあわせ色の風景』、作品集『メルヘンランド』、宮沢賢治・作『雪渡り』『鹿踊りのはじまり』、小川未明・作『赤いろうそくと人魚』などがある。