絵本

ふしぎなたね

現実世界の仕組みを描き出したような、読めば読むほどに意味深い数字の絵本。

この絵本の内容紹介あらすじ

昔、あるところに、怠け者の男が住んでいました。ある冬のこと、不思議な仙人が目の前に現れると、その男に不思議な種を二つ渡しました。

この不思議な種を一つ食べるだけで、一年間、何も食べなくても空腹に困りません。また、地面に埋めれば、翌年に必ず実って二つになります。

さっそく、男は種を焼いて食べました。この不思議な種は、とても美味しく、空腹も満たされます。

そして、もう一つの種は地面に埋めました。すると、翌年の春には新芽が出てきて、夏になると綺麗な花が咲きます。それから、秋になると不思議な種が二つ実りました。

冬になると、男は収穫した不思議な種を一つ食べて、もう一つを地面に埋めます。すると昨年と同じように、春には新芽が芽吹き、夏になると綺麗な花が咲き、秋になると不思議な種が二つ実りました。

男は、前の年と同じように不思議な種を一つ食べ、もう一つを地面に埋めます。次の年もまた次の年も、男は同じように不思議な種を一つ食べて、もう一つを地面に埋めます。男はこうして何年も何年も同じように種を一つ食べては、もう一つを地面に埋める生活を繰り返しました。

ところがある年、男はいつまで経っても同じ繰り返しであることに気づきます。そして、その年は不思議な種を二つとも地面に埋めて、他のものを食べて暮らしました。

翌年、不思議な種を四つ収穫できました。そして、一つ食べて三つを地面に埋めると、さらに翌年には種が六つになるのです。そうして、不思議な種はどんどん増えていきました。

これまで、怠け者の男は不思議な種を一つ食べては一つ埋めて・・・、という生活を繰り返していました。ところが、二つとも種を埋めたことをきっかけに、生活はどんどんと変化していきます。この怠け者の男の暮らしは、一体どうなっていくのでしょうか。


不思議な種が増える様子は、数字を学ぶきっかけになります。そして、勤勉に働くことの大切さや考えを改める大切さも描き出します。

出版社からの内容紹介

この絵本は、文も絵も安野さんが書きました。
「むかし あるところに なまけものの 男が すんでいました。」
そこへ仙人がやってきて、ふしぎなたねを2個くれました。いわく、
「ひとつ食べれば一年間おなかがいっぱいになり、ひとつ埋めると翌年必ず2つ実がなる。」とのこと。

男はしばらく言われたとおりにしていましたが、何年かたって(笑)、やっと気がつきます。
「今年は、2個とも地面にうめてみたら・・・」。
次の年に2個のタネは4個にふえ、1個を食べて3個を埋めました。
さて、次の年の秋には、いくつのタネがとれるでしょう。そして、その後の男の生活やいかに。

出版社「童話屋」より
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