絵本

アナグマさんはごきげんななめ

自分がどれほど愛されているのか、どれほど必要とされているのか、誰しもときどき知りたくなるものです。

この絵本の内容紹介あらすじ

郵便屋さんのコウモリが慌てた様子で飛び回っています。これまで落ち込んだ様子のないアナグマが塞ぎ込んでいると言うのです。みんなはアナグマのことが大好きなのでコウモリの知らせを聞いて心配でたまりません。

モグラとリスとウサギは、いてもたってもいられなくなり、アナグマに会いに行くのですが、部屋は明かりも点けずにに真っ暗です。その暗い部屋では、アナグマが暗い顔で座り込んでいたのです。
そして、駆けつけた動物達は心配で声をかけるのですが、アナグマはほっといてほしいと言うのでした。

心配でせっかく駆けつけたウサギとリスは、アナグマのぶっきらぼうな態度に怒って帰ってしまいます。一方、一緒に駆けつけたモグラは、部屋でうろうろしながらアナグマと一緒にいることにするのです。

アナグマの手助けを充てにしていた動物達は、早く元気になってほしいと待ちきれない様子です。そして、みんなで話し合った結果、医者を連れていくことにするのでした。

ところが、アナグマは医者にも会いたくないと、モグラに頼んで帰ってもらうことにするのです。アナグマは、疲れ果てて何もかもうんざりしていたのでした。

モグラは、それでもアナグマのそばで見守り続けます。そして、アナグマがうとうと眠ったのを見守ったあと、紙と鉛筆で何やら書き物を始めるのでした。

翌朝、森の広場にお知らせが貼り出されていました。それは、表彰式開催のお知らせだったのです。
このお知らせを見た動物達は、誰が何で表彰されるのか話題が止まりません。そして、自分こそが表彰されるのだと動物達は自信に満ち溢れていたのです。

その頃モグラは、表彰式に出席するようにアナグマを説得していました。きっとアナグマが受賞するのだとモグラは力説するのです。
すると、モグラの言葉を聞いたアナグマは、やっと元気を取り戻し始め、さっそく表彰式出席の準備を始めるのでした。

そして、表彰式が始まると、美味しいカップケーキを焼くリスが受賞し、スローダンスの上手なカタツムリが受賞し・・・・、次々と動物達は受賞されます。たくさんの賞が用意された受賞式は盛り上がりを見せますが、一体何のために誰が企画したのでしょう。そして、アナグマが浮かない様子だったのはなぜでしょうか。


この絵本は、誰かの努力や感謝を認め合うことの大切さを描き出します。そして、言葉にして伝えることの大切さを教えてくれます。

日常のなかにも誰かに感謝を伝えるべきことはたくさんあるはずです。その感謝を表立って伝えたくなるようなお話です。当たり前を当たり前だと簡単に思ってはいけないことを改めて教えてくれる作品です。

出版社からの内容紹介

みんなの大すきなアナグマが、くらいかおでふさぎこんでるって!「つかれて、なにもかも、うんざり」だって! みんなの心配もやくにたちません。そこでモグラはあることをー? ひとはときどき知りたくなるんだ。どんなに愛されているかを、どんなに必要とされているかをね…。

出版社「評論社」より
この絵本の感想・レビューを書く

レビューを書くにはログインまたは新規ユーザー登録(無料)をお願いします。

SNSアカウントでログインする場合は新規ユーザー登録不要です。
利用規約を確認する。